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お茶のカテキンがウイルスの活力を奪う!抗菌・殺菌作用を解説

2020/05/14

お茶に含まれる成分、カテキンがウイルスの活力を奪うことをご存じですか?カテキンには強力な抗菌・殺菌作用があり、毎年猛威を振るうインフルエンザウイルスの感染力を奪うこともわかっています。 この記事ではカテキンの働きやお茶を使ったウイルス予防対策について詳しく解説していきます。

カテキンがウイルスの活力を奪う!抗菌・殺菌作用

お茶に含まれるカテキンには、高い抗ウイルス作用や抗菌・殺菌作用があります。そのため、インフルエンザウイルスや風邪などに有効だとされています。

そこで以下では、インフルエンザウイルスを例に挙げて、カテキンの持つ抗ウイルス作用と抗菌・殺菌作用について詳しく見ていきましょう。

 

◇ カテキンはインフルエンザ(A、B型)の感染力をなくす

カテキンとは、主にお茶に含まれるポリフェノールの一種であり、お茶特有の苦み・渋みのもととなる成分です。カテキンには抗菌・殺菌作用、活性酸素除去作用をはじめ様々な効果・作用がありますが、なかでも注目すべきはインフルエンザ(A、B型)の感染力を失わせるほどの抗ウイルス作用です。

たとえば日本カテキン学会によれば、紅茶エキスでのインフルエンザウイルスに対する実験において、A型は約300分の1の濃度、B型は約125分の1の濃度で60分作用させるとインフルエンザウイルスの感染力が失われるとされています。

ほかにも、緑茶エキス・紅茶エキスおよびこれらから抽出し精製したカテキンに、各種ウイルスに対する抗ウイルス作用が確認されたという論文もあります。
出典:紅茶エキスによるインフルエンザウイルス感染性の阻止

以下はウイルスではなく細菌についての論文ですが、こちらでもお茶に強い抗菌・殺菌作用を認めています。
出典:日本茶の抗菌作用および殺菌作用について

ウイルス感染予防にはお茶でうがいが効果的?

インフルエンザウイルスの予防においては、カテキンをたっぷり含んだお茶でのうがいが効果的だとされています。

このことは、前述のカテキンの抗ウイルス作用に関する論文で、インフルエンザ流行期における紅茶(紅茶エキス)でのうがいによって、口腔内のウイルス感染性が即座に阻止できる可能性があるとされていることからもわかります。

ちなみに、うがい時には細菌類が増殖しやすい作り置きした紅茶・緑茶ではなく、作りたての新鮮なものを用いるのもポイントです。

このように、お茶でのうがいにはインフルエンザウイルス感染前であれば予防効果が期待できます。しかし、ウイルスがすでに細胞内に侵入している場合には、残念ながら効果は期待できません。そのため早めに、かつ頻繁にうがいをするように心がけることが大切です。

ほかのウイルスに対するカテキンの効果は、まだわかっていないことも多く、お茶でのうがいに予防効果があるかどうかは、現段階において定かではありません。

しかし、お茶でのうがいにマイナスの効果はないことから、ウイルス感染予防対策の一環として、手洗いと一緒に積極的にうがいを実践することをオススメします。

ウイルス予防は正しい情報を

ウイルス予防には、正しい情報をもとにした対策を立てることが何より大切です。もちろんこの記事でご紹介してきたように、お茶に含まれるカテキンには抗ウイルス作用があるため、飲んだりうがいをしたりすることでウイルス感染が予防できる可能性はあります(インフルエンザや風邪には効果が確認されています)。

しかしそれだけを過信せず、以下のような予防対策をしっかりおこなうことが何より重要です。

  • 手洗いの徹底(こまめに石けんやアルコール消毒液などで手を洗う)
  • 咳エチケット
  • ウイルス感染の時期は人混みを避ける

また、ウイルスによる感染症情報は、厚生労働省のHPで最新情報を随時チェックして、正しい情報を得るように心がけることも大切です。

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