水とライフスタイル
朝のレモン水は嬉しい効果がたくさん!おすすめの作り方を紹介【簡単】
2020/06/11この記事では、朝のレモン水摂取による効果やレモン水の作り方をご紹介します。 世の中には数多くの健康法や美容法がありますが、毎朝のレモン水習慣はとても手軽に実践できる健康・美容法です。 「普通の水ではダメなの?」 もちろん、普通の水を飲むだけでも健康・美容にプラスになりますが、レモンの成分が含まれたレモン水のほうがより健康美容効果が期待できます(それにおいしいです)。 毎朝レモン水を摂取することで風邪を予防したり骨を丈夫にしたり、ダイエットをサポートしたりといった、さまざまな効果が期待できます。「手軽・健康的・おいしい」と三拍子そろったレモン水の魅力をぜひ、知っていただけたら幸いです。 また、どんな健康法や美容法にも少なからずデメリットが存在するように、レモン水にも注意しておきたいデメリットがあります。 本文ではその点にも触れていますので、デメリットや注意点もふまえてレモン水というものを理解していきましょう。
レモン水の効果
ここでは、レモン水の摂取により期待できる効果を6つご紹介します。
◇ 1. 香りによるリラックス作用
レモンの香りからリラックス効果が得られるかもしれません。
アロマセラピーなどに用いられるレモン精油を加えて香り成分を高めたレモン果汁をヒトに摂取させた実験では、摂取後にリラックス作用と関連があるとされる脳波(α波)の増大が認められました。
◇ 2. 風邪を予防
レモンに含まれるビタミンCは、風邪の予防にいいというイメージがありますよね。実際、「疲れているときは、レモンのビタミンCが風邪予防に有効」と主張する専門医もいます。
体内に侵入した細菌に対抗する役割を持つ白血球やリンパ球はビタミンCをたくさん含んでいます。ビタミンCを摂取すればウイルスに対する白血球やリンパ球の抵抗力が強くなり、風邪の予防につながると考えられます。
風邪を予防し、仮に風邪を引いたときも回復を早めることが期待できるので、風邪のシーズンにはレモン水を積極的に飲んでみましょう。
◇ 3. ビタミンCによる美肌効果
レモンに含まれているビタミンCは美肌のために重要な栄養素です。なぜならビタミンCにはコラーゲンの合成を助ける働きがあるからです。コラーゲンはたんぱく質の約30%を占めていて、細胞と細胞をつなぐ結合組織などを丈夫にする働きをしています。
コラーゲンの合成のために必要なビタミンCが不足すると肌のハリが失われるので、毎日のビタミンC摂取は欠かせないといえます。そのための手助けとして、レモン水が役に立つでしょう。
◇ 4. クエン酸によるキレート作用で骨を丈夫に
レモンに含まれているクエン酸のキレート作用により、骨密度がアップします。キレート作用とは、カルシウムなどのミネラルを腸から吸収しやすくする機能のことです。カルシウムと一緒にレモン水を摂取することで骨が丈夫になり、骨粗しょう症の予防も期待できます。
◇ 5. ダイエット効果
レモン水を飲むことで脂肪が燃焼されるという明確なデータや根拠はありませんが、レモンに含まれるエリオシトリンにはメタボリックシンドロームの予防改善や脂肪吸収を抑える効果があることが推測されています。ほかにもリモネンという香り成分は、脂肪分解酵素であるリパーゼの分泌を促すとされており、ダイエットにプラスになるかもしれません。
さらに、クエン酸が新陳代謝を高めて栄養素をエネルギーに変換する効率を上げてくれるので、太りにくくなるとされています。
<レモン成分のダイエット効果まとめ>
✔ エリオシトリンによる脂肪吸収抑制やメタボリックシンドローム予防効果 ✔ リモネンが脂肪分解酵素のリパーゼの分泌を促進 ✔ クエン酸による新陳代謝アップで太りにくくなる |
また、以下の要因からレモン水を摂取することで間接的なダイエット効果が期待できます。
✔ 空腹感を抑えることができ、食べ過ぎ予防につながる ✔ 糖分の多いジュースの代わりにレモン水を飲むことで糖分過多を防げる ✔ 後述する「レモン水白湯」を摂取すれば代謝がアップして痩せ体質に近づく |
また、レモンを食べることが条件にはなりますが、レモンに含まれるペクチンは血糖値を安定させるので食欲を抑えられます。レモン水を作ると同時に、レモンそのものも摂取してダイエット効果を高めてみてはいかがでしょうか?
◇ 6. 口臭予防効果
レモンに含まれるクエン酸には殺菌作用があり、口腔内細菌の増殖を抑える働きが期待できます。唾液量も増えることで細菌を洗い流してくれるので、この点でも口臭予防効果が期待できます。とくに寝起きは口臭が気になるかもしれませんので、起きて歯を磨いたあとのレモン水を習慣にしてみてはいかがでしょうか?
体にいいレモン水の作り方
ここでは、レモン水の基本的な作り方を解説します。
◇ コップ1杯(200ml)にレモン1/2個分を入れる
レモン水の基本的な作り方はとても簡単で、以下の通りです。
✔ レモンを1/2個分とコップ1杯の水(200ml)を用意する ✔ スクイーザーでレモンを絞って果汁を水に入れる |
◇ ホットでレモン白湯もおすすめ
冷たいレモン水でもいいのですが、ホットのレモン白湯もオススメです。作り方はとてもシンプルです。
✔ お湯を沸騰させる ✔ 人肌になるまで冷ます(これで白湯が完成) ✔ レモン果汁を白湯の中に入れる |
冷たいレモン水よりも、ホットのレモン白湯のほうが代謝アップや便秘解消によるデトックス効果が期待できます。また、冷えている体を温める効果も期待できるので、朝の寝起きに飲むのがオススメです。もし毎朝お湯を沸かすのが大変なら、ウォーターサーバーを使ってみてはいかがでしょうか?温水と冷水を混ぜるだけでレモン白湯を簡単に作ることができますよ。白湯の効果については以下の記事で詳細に解説していますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
レモン水のデメリット
レモン水の健康・美容効果やおいしい飲み方について紹介してきましたが、レモン水は決して万能ではありません。デメリットや注意点も確認しておきましょう。
◇歯のエナメル質を溶かすリスク
レモンは強い酸性なので、歯のエナメル質を溶かしやすいという性質を持っています。歯のエナメル質が溶け出すのは口内のpH値が5.5以下になったときですが、レモンのpH値は2~2.2くらいです。非常に強い酸性だとわかります。そのため、レモン水を飲むときは以下の注意が必要です。
✔ ちびちびと時間をかけて飲まない(酸性のものに歯を長時間触れさせない)
✔ レモン水を飲んだ直後に歯磨きをしない(直後に歯磨きをすると歯のエナメル質を傷つけてしまうリスクがあるので最低でも30分は間隔をあける)
◇万能薬ではない
レモン水は健康・美容をサポートしてくれる飲み物ですが、万能薬では決してありません。たとえば、レモン水だけで1日に必要なビタミンCを補給できるわけではないので、レモン水さえ飲んでいれば大丈夫、というわけではないのです。
また、上述したように歯のエナメル質を溶かすリスクもあるので、あまり頻繁に口にするのは控えたほうがいいかもしれません。
あくまで水分補給のメインは普通の水にして、レモン水は朝にだけ飲むと決めておくことをオススメします。
まとめ
レモン水の健康・美容効果を以下にまとめました。
- リラックス効果
- 風邪予防
- 美肌効果
- 骨を丈夫にする
- ダイエット効果
- 口臭予防効果
もちろん、レモン水さえ摂取していればそれだけで健康になれるわけではないですし、美容トラブルがすべて解決するわけでもありません。万能薬では決してないので、レモン水だけに頼ったり飲みすぎたりしないよう注意してください。
毎日の生活のなかで、適度にレモン水を取り入れていただけたら幸いです。