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喉が渇く原因やメカニズムとは?やたら喉が渇く病気や理想の水分補給も解説

2020/10/02

この記事では、喉が渇く原因やメカニズムを詳しく解説します。 喉の渇きを緩和させる水の飲み方もご紹介するので、喉の渇きが気になる方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

喉が渇くメカニズムとは?

喉の渇きが生じる原因は、体内の「浸透圧の上昇」もしくは「体液量の減少」によるものです。
人間の体には、浸透圧の上昇や体液量を測るセンサーがあり、そのセンサーから得た情報にしたがって、喉の渇きを生じさせる中枢刺激や水分摂取量の調節をしているのです。

◇ 喉の渇きと浸透圧・体液量の関係

電解質や糖質からなる体液の浸透圧は、通常ほぼ一定に保たれています。

しかし、汗や尿などで体重の1%程度の水分が失われるだけでも、浸透圧は上がるようになっています(塩分の過剰摂取でも上がる)。そうなると、人は喉の渇きを覚えるのです。

また、喉の渇きは、大量の細胞体液を失ったときにも生じやすくなります。研究報告によると、細胞外液量の10%程度の減少で、喉の渇きが起こることがわかっています。

ただし、通常の生活を続けている場合、ここまでの体液は失われません。そのため、喉の渇きが生じる原因は、どちらかといえば浸透圧調節系によるものだと考えられています。

喉が渇く原因は脱水以外にもある

喉が渇く原因は、発熱や汗による水分不足以外にもたくさんあります。

◇ ストレスや緊張による喉の渇き

ストレスや緊張は、交感神経に興奮状態をもたらします。その結果、唾液の分泌量が減少し、喉の渇きが起こりやすくなるのです。また、同じく唾液が影響するドライマウスも、口や喉の渇きの原因になります。

精神的な症状も、喉の渇きとの関連性があると言われています。喉が渇いたときに水分補給をしなければ、ストレスホルモンのアドレナリンやノルアドレナリンの上昇も大きくなります。そして、これらの物質によってさらにストレスが増大すると、喉の渇きがひどくなる可能性も高まります。

◇ アルコールの過剰摂取による喉の渇き

アルコールの過剰摂取による喉の渇きは、近年の研究によってさまざまな説が生まれています。そして従来は、以下の理由で喉が渇くと考えられていました。

  • 利尿作用でお酒が体内の水分を奪うから
  • お酒と一緒に多くの塩分をとるから

ところが近年では、アルコールなどの反応で分泌され、水の摂取を促進するFGF21という細胞外分泌因子に注目が集まるようになりました。この研究によると、FGF21自体が渇きを感じることで、飲水行動につながる脳回路を直接刺激することがわかってきています。

◇ 糖尿病による喉の渇き

喉の渇きは、以下のようにさまざまな病気が原因で起こることもあります。

  • 腎臓疾患
  • シェーグレン症候群
  • 甲状腺機能亢進症
  • 子供の気管支炎 など

なかでも糖尿病は、やたら喉が渇く人に多い病気です。糖尿病になると、血液中のインスリンが不足したり、十分な機能を果たさなくなったりします。そして、インスリン不足によって血糖値が上昇すると、尿に糖が漏れ出します。その結果、多尿による脱水傾向が起こり、喉が乾きやすくなってしまうのです。

◇ 女性ホルモンの影響による喉の渇き

女性の場合、月経前や更年期などのホルモンバランスの乱れによって喉が渇くことがあります。例えば、月経前症候群の場合、排卵性周期における月経開始の3~10日前ぐらいに、喉の渇きを含めた身体・精神・社会的症状が出やすくなります。

更年期障害の場合は、ホルモンバランスの乱れなどによって唾液が減少し、口や喉の渇きが起こります。

喉の渇きがなくなるメカニズムと理想の水分補給の方法

水をたった一口飲んだぐらいで体の浸透圧は下がりません。

しかし多くの人は、喉の渇きが生じたときに水を飲むと、渇きが収まる経験をしているかと思います。これは、水が喉を通過することで渇きが止まる「口腔咽頭反射」という仕組みによるものです。

つまり、喉の渇きを解消するには水を飲めばいい、ということなのですが、水を飲みすぎても、内臓への負担が生じて水中毒になる可能性もでてきます。

そこでここでは、喉の渇きを解消するための理想的な水の飲み方をご紹介します。

◇ 喉の渇きを軽減する理想的な水の飲み方とは?

人間が一日で摂取すべき水分量は、2.5リットル程度です。そのうち飲水からの摂取は、1.2リットル程度といわれています。喉の渇きを防ぐとともに水中毒を防ぐには、コップ1杯程度(150~250ml)の水を以下のタイミングでこまめに飲むことがポイントです。

  • 起床後
  • 運動後
  • 入浴前後
  • 就寝前 など

理想的な水の飲み方をさらに詳しく知りたい方は、ぜひ以下のページも参考にしてみてください。

関連記事:正しい水の飲み方をすれば健康・美容に効果的!?タイミングや補給方法を紹介

◇ カフェインやアルコールを摂りすぎない

カフェインやアルコールには、高い利尿作用があります。これは、カフェインやアルコールなどによって交感神経が刺激され、腎臓の血管が拡張することで尿の生成量が増加する仕組みによるものです。

関連記事:カフェインの効果とは?妊娠中の女性や子どもへの影響、最大摂取量も調査

コーヒーやお茶にも水分補給の効果はありますが、カフェインやその他の成分の影響を考えると、水分補給源のメインは水がおすすめです。

関連記事:水分補給でお茶、なぜダメ?お茶よりも水をおすすめする理由を解説

まとめ

喉が渇く一般的な原因は、発汗や運動による脱水症で、体内に浸透圧上昇や体液量の減少が生じるからです。ほかにも、以下のようにさまざまな原因が考えられます。

  • ストレスや緊張による喉の渇き
  • アルコールの過剰摂取による喉の渇き
  • 糖尿病による喉の渇き
  • 女性ホルモンの影響による喉の渇き など

喉の渇きを軽減するには、利尿作用が高いお茶やコーヒーなどのカフェイン飲料をなるべく控えて、コップ1杯程度の水をこまめに摂取するのがおすすめです。そして水を飲む習慣をつけたい方は、ウォーターサーバーの導入もぜひ検討してみてください。おいしい水を手軽に飲めるので、水分補給の習慣化に役立ちます。

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