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水道水に塩素が入っているのはなぜ?除去することは可能なの?

2019/07/05

私たちが毎日使っている水道水には、塩素が入っています。目に見えるものではないのでイメージしにくいかもしれませんが、たとえばプールに行ったときに感じる独特の「ツン」としたにおいは、実は塩素によるものです。 では、口に入る機会も多い水道水に、プールと同じような塩素が入っているのは、一体どうしてなのでしょうか? ここでは、水道水に塩素が入っている理由や、除去は可能かどうかといったことについて詳しく解説します。

水道水に塩素が入っている理由とは

まずは、「水道水に塩素が入っているのはなぜなのか?」という点から見ていきましょう。

◇ 日本では「水道法」によって、水の衛生上の安全を保つために塩素を入れることが定められている

日本の「水道法」では、水質基準や施設基準(水道施設)、衛生上に必要な措置などが細かく定められています。「水の衛生上の安全を保つために塩素を入れること」もそのひとつであり、主に「病原微生物の消毒」を目的として行われています。

◇ 塩素は強い漂白・殺菌作用を持っている

私たちが普段口にしている塩素とは、もう少し詳しく言うと、残留塩素のこと。残留塩素とは、殺菌や分解した後にでも水中に残っている塩素を表しています。つまり、水道水には浄水場で塩素が入れられますが、その後であっても十分効果が認められるほど、殺菌作用・漂白作用があるということなのです。

◇ 世界保健機関(WHO)にも塩素濃度ガイドラインがある

世界保健機関(WHO)のガイドラインでは、飲料水に含まれる残留塩素濃度は「5mg/L以下」となっており、この数値は、生涯毎日水を飲み続けても健康に影響がない濃度とされています。
日本の場合は、厚生労働省が水質管理上留意すべき項目としている「水質管理目標設定項目と目標値(26項目)」において、残留塩素は「1mg/L以下」とされており、WHOより厳しめです。

塩素が入っていると、どんなメリット・デメリットがあるの?

「水道法」で、水道水に入れることが定められている塩素ですが、それによってどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

◇ 水道水に塩素を入れると、どんなメリットがあるの?

水道水に塩素を入れることによって得られるメリットとして一番に挙げられるのは、やはりなんといっても「病原菌の消毒効果」でしょう。強い殺菌力を持つ塩素は、水源で採れた水に含まれる病原菌やウィルスを殺菌し、さらに残留塩素となってもその効果を各家庭の蛇口まで維持させられるのです。

◇ 水道水に塩素を入れることによって、どんなデメリットがある?

水道水を安全に保つために非常に役立つ塩素ですが、いくつかのデメリットもあります。一つ目は、肌や髪にトラブルが出る可能性があるということ。塩素はタンパク質を破壊する働きを持っており、人間の髪や肌はタンパク質でできていることから、ダメージを受けやすいのです。

二つ目は、やはり塩素独特の味やにおいの付着が挙げられます。人によっては「そのまま飲むのは難しい」と感じる場合もあるでしょう。

また、浄水場で塩素を入れた際に生成されるトリハロメタンの問題もありますが、日本の水道水の安全性は非常に高いため、健康被害の心配はほとんどないと言えます。

水道水から塩素を除去する方法とは

そのまま使っても安全性が高いといわれている日本の水道水。けれども、なかには「塩素のにおい(カルキ臭)が苦手」「安全とはいわれているけれど、やはり塩素が入っているのは気になる」という方もいるかもしれません。では、水道水から塩素を除去するにはどうしたら良いのでしょうか?

◇ 煮沸する(沸騰させてからさらに10~30分続ける)

塩素は熱に弱いため、水道水を一度沸騰させ、それから「さらに10~30分沸騰させる」ことで、除去が可能です。また、沸騰させるときには、「やかんのフタは開けたままにしておく」こともポイント。やかんのフタを開けて塩素の逃げ道を作りながら十分沸騰させることによって、塩素やトリハロメタンは除去されます。

◇ 汲み置きしておく

汲み置きした水道水を、日当たりの良い場所に置いておくことによっても、塩素が除去できます。これは、日光の紫外線が残留塩素を分解するからです。汲み置きしておく時間は状況によって多少異なりますが、半日もしくは1日が目安です。塩素が抜けた水道水は金魚などの飼育水槽用としては適していますが、雑菌が繁殖しやすくなっているため、飲用は避けるようにしてください。

◇ レモンを加える

レモンに含まれているビタミンCが塩素と結合すると化学反応で違う物質になるため、塩素除去ができます。ただし、レモンを加えた分、若干水の味は変わるため、料理や飲用に使う場合は気をつけるようにしてください。

◇ 活性炭や備長炭などの炭を入れておく

炭は吸着効果を持っていて、水道水に入れた場合は、においの元になる物質を吸着しくれます。そのため、水道水に活性炭や備長炭などの炭を入れておくことで、塩素やトリハロメタンなどの不純物が除去できるのです。

◇ 浄水器を利用する

浄水器を利用することでも、塩素除去が可能です(除去率はおよそ9割)。ただし、ある程度の初期費用や月々のランニングコストが必要となるのがデメリットかもしれません。

関連記事:【コスト・利点比較】ウォーターサーバーと浄水器、どっちを買うべき?

飲み水や料理などで使う水は、ウォーターサーバーを利用すると安心で美味しい!

上記でご紹介したような方法で、水道水の塩素除去は可能です。ほとんどの方法は、あまり手間がかかりませんが、どの方法にも「使いたい!と思ったときにすぐ使えない」というデメリットがあります。

また、日本の水道水は世界的に見ても安全性が高いといわれていますが、健康面を考えると、少し心配という方もいらっしゃるかもしれません。そのような場合には、洗濯やお風呂など日常生活水には水道水を使い、飲み水や料理など直接口に入る水には、安全性が高く美味しいウォーターサーバーの水を使うといった形にするのもおすすめです。

「うるのん 富士の天然水さらり」は、富士山の西南部にある自社専用に汲み上げた地下水が原水となっています。原水タンクからポンプ圧送された原水を、精密ろ過フィルターでろ過することによって異物を除去し、さらにプレート式熱殺菌機で加熱殺菌されているので、安心して飲んでいただけます。さらに、水道水と同様に独自で水道法51項目の検査を実施しているほか、月1回、放射線物質の検査も行っているので、安心・安全に飲んでいただけます。

まとめ

「蛇口から出る水をそのまま飲める」という、世界的に見ても恵まれた環境にある日本の水道水。もちろん、それは日本の地形や自然がもたらしていることでもありますが、「水道法」によって厳しい管理をされていることも理由のひとつ。

そして、この「水道法」によって、水道水に塩素を入れることが定められているのです。
安全性が高い日本の水道水は、そのまま飲んでも健康上の問題はないとされていますが、飲み水や料理など口に入る水には、ぜひ安心して美味しい水が飲めるウォーターサーバーを利用してみてはいかがでしょうか?

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