水とライフスタイル
ウォーターサーバーの消費電力や電気代はどのくらい?
2019/01/25美味しい水が適温で気軽に飲めたり、災害時の備蓄水としても活用できたりと、メリットが多いウォーターサーバー。しかし、ランニングコストがどの程度かかるのかわからず不安を感じ、導入をためらっている人もいるのではないでしょうか? その不安を解消すべく、ウォーターサーバーが消費する電力と電気代について知っておきましょう。サーバーを賢く選んで上手に使えば、電気代を節約することも可能です!
ウォーターサーバーの1ヶ月の消費電力の目安
ウォーターサーバーの魅力のひとつは、好きなときに温水や冷水を即座に使うことができることでしょう。ただし家電をひとつ新たに購入するにあたって、電気代も気になるところです。
◇ 冷水時80W、温水時350Wほどが一般的
主要メーカーの機種の消費電力を比較すると、若干の違いこそあるものの大差はありません。
うるのん:冷水90W、温水350W
A社:冷水80W、温水350W
B社:冷水80W、温水350W
C社:冷水105W、温水465W
◇ 電気代は月々300円~1,000円ほど
1ヶ月にかかる電気代には多少の差があります。搭載されている機能のほか、使用状況によっても違いが生じます。
うるのん:約513円
A社:約1,100円
B社:約330円
C社:約800円
◇ 消費電力はどのメーカーもほぼ変わらない
各メーカーのウォーターサーバーの消費電力は、冷却時、加熱時ともに大きな違いはありません。にもかかわらず月々の電気代に差が生じるのには、2つの理由があります。
- 温水モードの有無、ボトルの大きさなどのサーバー性能
- 消費電力をセーブするエコモードやスリープモードの有無とその活用頻度
利便性の高さと消費電力とは表裏一体ですが、コックをひねればすぐお湯が出て、冷蔵庫の場所を占拠することなく冷たい水がいつでも飲めるなどの便利さと照らし合わせると、とてもお得な電気代ではないでしょうか?
消費電力を抑えて電気代を節約する方法
サーバーの機種によっては、使い方次第で節電が可能です。直射日光が当たる場所に設置するのを避けるほか、日々のちょっとした節約の方法を知っているかいないかで、電気代が大きく変わるかもしれません。
◇ 電源を抜くのはNG!
電源を抜けば電気の供給がストップするので、一時的に節約できますが、サーバーを再起動させたときに多くの電力を消費します。
それだけでなく機種によっては、電源をOFFにしてしまうと給水パイプや貯水タンクに雑菌が繁殖してしまうこともあるので要注意です。
長期の旅行、引っ越し、災害時を除いては、電源を抜かないようにするのが賢明です。
◇ エコモードやスリープモードを活用
エコモードとは、温水温度を標準よりも低くするなどして電力をカットする機能。また、スリープモードは、温水を長時間使用しないときに温水ヒーターをオフにする機能で、機種によっては部屋の明かりを感知して暗くなったら自動で作動するものもあります。
どちらも水質を劣化させることなく節電できる便利な機能です。
◇ 省エネサーバーを導入する
電気代を節約したいとお考えの場合は、搭載されている機能にこだわってサーバーを選びたいもの。省エネ機能があれば、機種によっては70%も電気代が節約できることも。主要メーカーの機種の機能を比較してみましょう。
メーカー | 搭載している省エネ機能 | 月々の電気代(目安) |
うるのん/Grande | エコモード切り替えスイッチ 明るさ感知で温水ヒーター自動OFF |
390円 |
A社/機種α | なし | 1,100円 |
A社/機種β | 明るさ感知で温水ヒーターが自動OFF | 620円 |
B社 | 通常より15℃低い温水のエコモード 自動で切り替わるスリープモード |
330円 |
電気代だけでなくトータルのコストを考慮しよう
ウォーターサーバーのランニングコストとしてかかるのは、電気代だけではありません。サーバーを維持するために必要な費用を計算してから、どのメーカーのどの機種にするかを決めると失敗がないでしょう。
◇ サーバーのレンタル代
ウォーターサーバーは他の家電とは異なり、通常レンタル制です。そのため比較的リーズナブルな初期費用で導入することができるのです。
水を多く注文すれば、レンタル料が格安または無料になる場合もあるのでチェックしましょう。
◇ 水の価格や配達料
水の料金は基本なのでしっかり計算しておきたいもの。多く注文すればサーバーのレンタル料がお得になることもありますが、無理のないプランを組みましょう。
◇ メンテナンス料
サーバーを安心して使うためには、日々のお手入れに加えて、プロによる定期的な点検・修理も必要です。
以上のランニングコストを比べてみました。いずれも1ヶ月にかかる費用の目安です。
メーカー | 電気代 | レンタル料 | 水代 | 配達料 | メンテナンス料 |
うるのん /Grande |
390円 | 300円 | 3,612円 | 関東~関西300円、南東北・中国・四国・九州400円 *関東地方の一部では業務提携している配送業者を選択すると配送料が無料になります |
6年に1回無料で定期クリーニング・交換 |
A社 | 620円 | 1,000円 | 3,920円 | 無料 | (不明) |
B社 | 330円 | 500円 | 3,850円 | 無料 | 無料 |
C社 | 800円 | 1,500円 | 2,400円 | 無料 | 無料 |
D社 | 470円 | 300円 | 3,600円 | 350円(本州) | 無料 |
*水代、配達料は24Lあたりの価格
*送料は、一部の遠隔地域では追加料金がかかることがあります。
まとめ
ウォーターサーバーによってかかる電気代は、どのメーカー、どの機種でもあまり大差はありません。消費電気だけでなく、月々にかかるランニングコストをトータルで考え、コストパフォーマンスに優れた機種をチョイスするといいでしょう。
賢く選べば家計に大きな負担をかけることなく、ウォーターサーバーのある豊かで便利な暮らしを楽しむことができます。