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天然水で一般細菌が繁殖するのはなぜ?ウォーターサーバーの衛生対策

2019/10/30

ウォーターサーバーやペットボトルに入っている天然水にも、一般細菌が繁殖することをご存じでしょうか?工場で詰められた新鮮な水を安全に飲むには、細菌繁殖につながる悪習慣などをきちんと把握しておく必要があります。そこで今回は、天然水の細菌繁殖における基礎知識と、ウォーターサーバーだからこそできる衛生対策などをご紹介していきます。

天然水に一般細菌が繁殖する要因

水の一般的清浄度を示す指標となる一般細菌は、人間の皮膚や空気中などにも普通に存在するものです。一般細菌の中には、飲料水の製造基準をクリアすれば無害と判断されるものと、病原性大腸菌のように人体に害になるものの2種類があります。こうした菌の繁殖は、次の要因で起こりやすくなります。

◇塩素処理をしていない
美味しさが魅力となる天然水の処理方法には、採水した後、沈殿・濾過・加熱殺菌以外の化学的・物理的処理をしない特徴があります。一方、水道水の場合は、強い酸化力を持つ塩素処理をすることで、一般細菌やインフルエンザウィルス、カビなどの殺菌ができる効果があるのです。

◇ペットボトルの水を飲みかけで放置する
ペットボトルに直接口をつける「口飲み」も、条件によっては一般細菌を増殖させる要因になります。北里環境科学センターの実験結果(首都大学東京客員教授 矢野 一好先生の監修)によると、口飲みをしてから48~72時間の保管で、菌が増加した天然水が2種類ありました。そのうち1つは、72時間経過で菌が8,000以上まで大幅に増えています。

この検証では、温度や原水の違いによって菌の増殖に差が出ることもわかっています。ですが、それでも口内の菌をペットボトルに入れてしまう口飲みは、安全な天然水を飲む上で注意すべき習慣となるでしょう。

天然水のウォーターサーバーでも細菌が繁殖する?

次は、ペットボトルよりも安全なイメージの強いウォーターサーバーについて、細菌が繁殖するのかどうかを見ていきましょう。

◇ボトルやサーバー内に細菌が繁殖するケースも
まず、東京健康安全研究センターの研究結果によると、サーバー使用中のウォーターガードの拭き取りで複数回、細菌が検出されています。その中でも特に細菌数が高かったのは、ボトルの開口部と、ボトルとサーバーの接触面でした。この報告内容を見ても、ウォーターサーバー内部は意外に一般細菌が繁殖しやすい構造であることがわかります。   

ですが、人の健康を害する細菌が検出されていない結果から考えると、適切な衛生管理さえ続けていれば、ウォーターサーバー内の天然水は十分に安全だと言えます。

◇非加熱殺菌の天然水は安全?
ウォーターサーバー内の水にも採用される非加熱殺菌では、高温を使わない代わりに、紫外線殺菌やオゾン殺菌などの方法を用いて天然水の安全を保っています。日本国内では、非常に品質の高い水を製造できる非加熱無菌濾過と常温充填方式を組み合わせた設備を導入する工場が、少しずつ増え始めています。

ちなみに天然水の非加熱殺菌は、次のような採水地で行われています。

  • 富士山麓周辺
  • 愛知県一宮市
  • 三重県菰野町
  • 長野県大町市
  • 長野県松本市 など

非加熱殺菌の水には、採水地や工場内で一般細菌が入る可能性もあります。そのため一般的な水工場では、1日数回にも及ぶ異物混入検査などを行い、天然水の安全性を高めています。

天然水のウォーターサーバーの衛生対策

次の対策を講じると、ウォーターサーバー内の天然水を一般細菌から守りやすくなります。

◇サーバーはこまめに掃除する
ウォーターサーバーを衛生的に保つには、日々のお手入れが欠かせません。特に、先ほど紹介したボトルの差込口や開口部、蛇口、受け皿などは、積極的かつ定期的に清掃したいポイントです。ボトル交換時やお子さんも触れがちなウォーターサーバーの外装も、一般細菌が付着しやすくなりますので、注意をしてください。

詳しいお手入れの方法は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
関連記事:ウォーターサーバーの掃除で細菌除去!

◇内部クリーン機能のあるサーバーを選ぶ
内部クリーン機能とは、サーバーのタンク内に熱水を循環させ、細菌の繁殖を抑制する機能です。ボタンを長押しするだけで使える内部クリーンには、忙しい人でも簡単にサーバー内をキレイにできる利点があります。

一部のウォーターサーバーには、殺菌効果を持つ強力な紫外線を照射することで、天然水の衛生を保てるUV殺菌機能が備わっています。こちらの機能の魅力は、内部クリーンでは熱湯殺菌が難しいパーツや機種に搭載されていることです。

うるのんでは、Grande(グランデ)に内部クリーン機能を搭載しています。業界トップクラスの省エネが魅力となるGrandeは、内部を清潔に保てる高機能サーバーの電気代が気になる人でも安心のモデルです。

内部クリーン機能の詳しい特徴は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
関連記事:ウォーターサーバーのメンテは必要?クリーン機能やフィルター付きなどの衛生機能の役割とは

◇サーバー内部はメーカーのメンテナンス
ウォーターサーバー内部の分解や清掃は、基本的にお客様自身にはできません。また、非常に便利な内部クリーン機能は、あくまでもサーバー内の衛生を維持するものとなります。予期せぬトラブルによる細菌混入や蓄積した汚れへの対策を講じるためには、定期的なサーバー本体の交換をしてくれる業者を選ぶのもおすすめです。

うるのんでは、スタンダードサーバーとスタイリッシュサーバーで3年に1回、高機能サーバーGrandeで6年に1回の無料定期交換をおこなっています。交換時期の自己申告や費用負担のないうるのんを使えば、メンテナンス料金を気にせず衛生的なウォーターサーバー生活を送れます。

まとめ

水道水と違って塩素処理をしていない天然水は、自然の美味しさが楽しめる反面、一般細菌が繁殖するリスクが高いです。また、細菌はウォーターサーバーでも繁殖することが研究結果でわかっています。

サーバー内の美味しい水を安全に飲むためには、内部クリーン機能の利用やこまめな掃除などを実践してみてください。簡単お手入れでは取れない汚れや細菌が気になるときには、定期的にサーバー交換をしてくれるメーカーを選ぶのが理想となるでしょう。