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ウォーターサーバーのメンテは必要?クリーン機能やフィルター付きなどの衛生機能の役割とは

2019/03/26

ウォーターサーバーは冷たい水や熱いお湯をすぐに使える優れもの。赤ちゃんのミルク作りや料理にも活用できると話題です。しかし、家族全員が触れるものだからこそ衛生面が気になるという方は多いのではないでしょうか? ウォーターサーバーを安心・安全に活用していくには、衛生管理について知っておくことが欠かせません。 そこで今回は、ウォーターサーバーのメンテナンスの必要性や衛生機能についてご紹介します。長く安心して使えるウォーターサーバーを選ぶためにも、ぜひ参考にしてください。

ウォーターサーバー内部のメンテは必要?メンテナンスフリー(無料)とは

ウォーターサーバーは本体や水の衛生を保つため、さまざまな設計・工夫が取り入れられています。しかし、基本の機能とは別にメンテナンスを行わなければいけない場合があり、メーカーによって内容やかかる費用はさまざま。まずはメンテナンスの必要性や各社のメンテナンス内容についてご紹介します。

◇ 安全でおいしい水を飲むためには、ウォーターサーバー内部のメンテナンスは必要

ウォーターサーバーを比較する際、次のようなポイントばかりを見比べていませんか?

  • 水の特徴(成分、硬度、採水地)
  • コスト(導入費用、レンタル費用、水の値段、電気代)
  • デザイン・機能
  • サービス・特典

もちろんこれらの条件もウォーターサーバー選びでは大切なポイント。

しかし、安全でおいしい水を飲むためには目に見えない内部の衛生面まで考慮する必要があります。どんなにランニングコストが安くても、衛生面で安心できなければ導入を躊躇してしまいますよね。

特にウォーターサーバー内部は自分で掃除できない部分のため、どのようなメンテナンスで衛生が管理されているのか見極めることが大切です。

◇ メンテナンス=ウォーターサーバー交換

メーカーが実施するウォーターサーバーのメンテナンスは、大きく分けて次の2つです。

  • 有料のウォーターサーバー交換
  • 無料(フリー)のウォーターサーバー交換

メンテナンスは本体を新品交換、もしくは回収・クリーニングしてもらうことが基本です。ただし、近年では“セルフクリーニングのみでメンテナンス不要”というウォーターサーバーも増えてきています。メンテナンスフリーと謳われている場合、「料金が無料」を指す場合と「内部のメンテナンスが不要」を指す場合があるため注意してください。

メンテナンスによる交換時期(頻度)や料金は、メーカー・機種によって大きく異なります。
以下で、各社のメンテナンス内容や料金について見ていきましょう。

メーカー名 メンテナンス内容 交換時期 メンテナンス料金(税抜)
うるのん ・ウォーターサーバーの交換 3~6年に1度(※) 無料
A社 ・パーツの分解、交換、洗浄
・ウォーターサーバーの動作確認
・内部、外部の除菌洗浄
1~3年に1度(※) 無料
※メンテナンス料金は安心サポート料金1,000~1,500円に含まれています
B社 ・ウォーターサーバーの交換 2年に1度 無料
C社 ・ウォーターサーバーの動作確認、故障箇所の修理または部品交換
・タンク内の水を抜き殺菌、洗浄
・水受け皿のクリーニング
・蛇口部分の殺菌、洗浄
・本体外部のクリーニング
1年に1度 5,000円
D社(セルフクリーニングキット) ・洗浄水(電解水)でウォーターサーバー内のタンクと通水部分を除菌、消臭、洗浄 規定・推奨なし 2,050円
D社(訪問クリーニング) ・ウォーターサーバー、電源の状態チェック
・本体清掃
・電解による内部洗浄
・出水コック、水受け皿、水差込み口、放熱板の清掃
規定・推奨なし 8,300円~10,800円

(平成31年2月現在)※交換時期はウォーターサーバーの機種によって異なります。

見落としがちなメンテナンス料金ですが、メーカーによっては高額なケースもあるためしっかり確認しておきましょう。衛生面が気になったときに気兼ねなく交換を依頼するなら、無料交換に対応しているウォーターサーバーを選んでおくと安心です。

内部クリーン機能・フィルター装備などによりメンテナンス不要のウォーターサーバーも

メンテナンスが不要なウォーターサーバーとは、本体の機能などにより衛生的な状態を維持しやすく設計されたウォーターサーバーのこと。ウォーターサーバーの水や内部がどのように衛生を保っているのか、詳しく見ていきましょう。

◇ ウォーターサーバーの衛生を保つ機能

  • ワンウェイボトル
    ワンウェイボトルとは、水が減ってもボトル内に空気が入らない圧縮構造のボトルをいいます。空気中のチリやホコリ、細菌などが入ってしまうことを防げるため、水の衛生を考えるなら選んでおきたいポイントです。水の消費がゆっくりでウォーターボトル内の環境が気になるという方にもおすすめ。ちなみに、圧縮せず再利用されるボトルはリターナブルボトル(ガロンボトル)と呼ばれます。
  • クリーン機能付き
    クリーン機能とは、ウォーターサーバーのタンク内に温水を循環させることで雑菌の繁殖を抑制し、自動的に内部の衛生を保つ機能のこと。クリーン機能を稼働させる際は冷水・温水が使用できなくなるため、就寝時や外出時にONにしておくと安心です。
  • フィルター装備
    フィルター装備のウォーターサーバーは、空気中のチリやホコリ、細菌の侵入を防ぐことが可能です。搭載されているフィルターや機構はメーカー・機種によって異なりますが、抗菌加工や無菌加工の施されたエアフィルターや微粒子レベルの異物を取り除けるHEPAフィルターなどが代表的です。
  • UV殺菌機能
    UV殺菌機能とは、殺菌効果を持つ強力な紫外線(UVランプ)を照射して水の衛生を保つ機能をいいます。熱湯殺菌が難しい機種・箇所などに搭載されやすく、一部のウォーターサーバーに見られる機能です。

◇ これらの機能はあくまで衛生を維持するための機能!
  適切な時期にメンテナンス対応してくれるサーバーがおすすめ

衛生を維持するための機能は、一度付いてしまった汚れや細菌をゼロにできるものではありません。たとえば、以下のような予期せぬトラブルから汚れが混入・繁殖してしまった場合、本体の機能のみでは衛生を維持できないことも考えられます。

  • 誤った使用方法で使ってしまった
  • パーツが破損してしまった

急なトラブルが起こってしまった際はもちろん、衛生と安全を考慮して定期的にウォーターサーバーの状態を確認してもらうなら、適切な時期にメンテナンス対応を行っているウォーターサーバーを選ぶことがおすすめです。

ウォーターサーバー外部の簡単なセルフメンテナンスは必須

どんなに便利なウォーターサーバーでも、衛生面が気になって使用頻度が減ってしまっては本末転倒。ウォーターサーバーの衛生を保つには本体のクリーン機能と定期的なメンテナンスのほか、日々の手入れも欠かせません。

◇ クリーン機能やフィルターはあくまでウォーターサーバー内部を衛星に保つ機能

ウォーターサーバーの衛生を保つ機能が搭載されていると、殺菌・除菌などの効果により安心して水を飲めますね。しかし、ウォーターサーバーを長く使用していると使用方法や手入れの度合いによっては本体の機能だけで対処できない衛生トラブルも考えられます。

たとえば、常に空気にさらされている蛇口や受け皿、ウォーターボトル差し込み口は本体の機能では殺菌・除菌が難しいですよね。ほかにも、皮脂や手垢、ホコリなどは細菌の繁殖を促してしまうため定期的に取り除く必要があります。

◇ ウォーターサーバーの外装、ボトル差し込み口、注ぎ口、受け皿は清掃が必要

ウォーターサーバーを清潔に保つために行う清掃箇所は、以下のとおりです。

  • ウォーターサーバーの外装
  • ウォーターボトル差し込み口
  • 注ぎ口(蛇口)
  • 受け皿

詳しい清掃方法は、こちらもの記事で詳しく解説しています。

関連記事:【ウォーターサーバーの衛生面】細菌やカビの危険性は?メンテナンス方法も解説

※メーカー・機種により推奨する清掃方法が異なる場合があります。ご自身で清掃・クリーニングを行う際は、使用しているウォーターサーバーの取り扱い説明書を確認しておきましょう。

まとめ

ウォーターサーバーのメンテナンスの必要性や、衛生を保つ機能についてご紹介しました。
近年ではメンテナンス不要を謳っているウォーターサーバーもありますが、クリーン機能やフィルターは衛生を保つための機能であり、一度付いてしまった汚れをゼロにできるわけではありません。ただし、衛生維持のための機能が付いていれば細菌の混入や繁殖を元から防ぎ、衛生的な水を飲めることも確かです。

水の衛生面が気になる方は、クリーン機能やフィルターの有無を確認し、無料メンテナンスに対応しているウォーターサーバーを選んでみてはいかがでしょうか?

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