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蒸留水の定義とは?飲んでも大丈夫なのか?

2020/09/03

この記事では、蒸留水の定義を詳しく解説していきます。また、記事の後半では、蒸留水が飲み水に適しているかどうか、という疑問にもお答えしています。気になる方はぜひ目を通してみてください。

蒸留水の定義とは?

蒸留水とは、水を「蒸留」させて不純物を除去することで、純度を高めた水の総称です。

蒸留とは、沸点の差を用いて、沸点の異なるそれぞれの成分に分離・濃縮する方法です。化学プロセスにおける分離操作では、70~80%が蒸留操作であるといわれています。また、ウイスキーやブランデー、焼酎などの製造でも蒸留が使われています。

ちなみに蒸留水は、精製水の一種です。精製方法や用途は異なりますが、以下の種類の水も精製水に含まれます。

  • イオン交換水
  • RO水
  • Elix水 など

蒸留水や精製水についてさらに詳しく知りたい方は、以下のページもチェックしてみてください。
関連記事:精製水と蒸留水の違いとは?どちらも同じもの?

蒸留水は飲めるのか?危険性は?

蒸留水は、飲み水として使えるのでしょうか?

◇ 蒸留水の多くは飲用を想定していない

蒸留水の多くは、飲用を想定していません。蒸留水の用途は、主に以下のとおりです。

  • 試験分析用の水
  • 高純度薬品の希釈水
  • 食品機械の洗浄水
  • 医療器具の洗浄水
  • クーラントや不凍液の希釈水
  • 水性ペンキの希釈水 など

一般的な使い道を並べてみると、蒸留水はもっぱら工業や化学研究、医療目的で製造されていることがわかると思います。また、通販サイトでも、飲用目的で販売されている蒸留水は非常に稀です。

◇ 蒸留水を飲んでも害はないが、飲まないほうがいい

不純物を除去した蒸留水には、人体に毒となる成分が入っているわけではありません。そのため、飲用として販売されていなくても、飲むことはできると考えられます。

とはいえ、工業や医療分野の用途でつくられた蒸留水は、やはり飲み水には適しません。

◇ 蒸留水を飲み続けると体に悪影響が生じる可能性もある

医療業界には、蒸留水を飲み続けることによる体への影響を問題視する専門家も見受けられます。専門家が着目しているのは、いろいろな成分を均一に溶かす溶解性という水の性質です。溶解性は、不純物を除去した純度の高い水のほうが強くなりやすいという特徴があります。

専門家の話によると、高純度の蒸留水を生のままで飲み続けた場合、体が保持している大切なミネラル分が溶け出てしまう可能性があるとされています。そのため、災害時などにやむを得ず蒸留水を飲用にする場合は、生のまま一気に飲むのではなく、少量ずつ調理に使ったり、お茶などにしてゆっくり飲むのが理想とされています。

◇ 蒸留水の容器が溶ける可能性もある

高純度の水における溶解性の問題は、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構も指摘をしています。9年ほど前におこなわれた厚生労働科学研究では、容器入りの精製水には、容器からの溶出物によって有機不純物のレベルが上がることがわかっています。

こうした問題を鑑み、近年発売されている蒸留水の多くは、国の基準に適合した溶出物の少ないプラスチック容器を使うようになっています。

◇ 飲用ではないことをあらわす「使用期限」

市販の蒸留水には、品質に問題なく使える「使用期限」が設定されています。使用期限とは、医薬品や医薬部外品を開封していない状態で、その期日までに使うことを指す期限のことです(期日を過ぎたら使用してはいけない)。

一方、市販のミネラルウォーターの場合は、表示された方法にしたがって、未開封状態で保存をしたときにおいしく飲むことのできる「賞味期限」が記載されています。

「使用期限」と「賞味期限」の違いからも、蒸留水と呼ばれる水が、飲用を想定していないことがわかると思います。

◇ 蒸留水の味はミネラルウォーターより劣る

蒸留水が飲用に適さない大きな理由の一つは、何よりおいしくないからです。

水のおいしさは、各種ミネラルの量やバランスといった総合的な要素で決まります。実際、かつての厚生省が発足させた「おいしい水研究会」の定めた要件のなかに、「硬度」があります(適度に硬度成分=ミネラルが含まれていることが、おいしい水の条件)。

水に含まれるミネラル分が少なすぎた場合、淡白でコクのない味になります。したがって、ミネラル分などの不純物をすべて取り除いた蒸留水は、天然水などと比べるとおいしくないと感じる方が多いです。

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まとめ

蒸留水とは、蒸留による不純物の除去によって純度を高めた水の総称です。蒸留水の用途は、食品機械の洗浄や試験分析といった化学や医療、工業領域が中心となります。

ミネラル分まで除去された蒸留水は、飲用に使うにはあまりおいしくないという難点があります。毎日の暮らしのなかでストレスなく飲めるおいしい水をお求めの方は、蒸留水ではなくウォーターサーバーを選んでみてはいかがでしょうか?

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