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鉱泉水とは? 鉱水との違い・体への影響について

2021/03/10

ミネラルウォーターのラベルなどで「鉱水(こうすい)」という表記を目にすることがあるかもしれませんが、鉱水とよく似た言葉に「鉱泉水(こうせんすい)」というものがあります。 鉱水と鉱泉水はいずれも水の種類を指しますが、それぞれ特徴が少し異なっています。ペットボトルのミネラルウォーターを購入する際に、違いがわからず何となく選んでいる方も多いのではないでしょうか。 この記事では、鉱泉水の特徴や、鉱泉水と鉱水の違いについて解説します。ぜひ毎日の水選びに役立ててください。

鉱泉水とは? 鉱水との違いは?

鉱泉水とは、ミネラル成分を含み、自然に湧き出た地下水のことで、特に水温が 25度未満のものを指します。自然に湧き出た地下水で、かつ水温が25度以上の場合は温泉水と呼ばれます。

鉱泉水とよく似た言葉に鉱水というものがありますが、鉱水は自噴ではなく、ポンプなどで汲み上げられた水を指します。鉱水も鉱泉水と同じく、ミネラル分を含んでいるのが特徴です。

鉱泉水や鉱水は、いずれもミネラルウォーターの原水として使用されています。ミネラルウォーターの原水は多様な表現で表示され、鉱水や鉱泉水も含め、以下のような表示の仕方があります。

ミネラルウォーターの原水の種類

  1. 浅井戸水:浅井戸からポンプなどにより取水した地下水
  2. 深井戸水:深井戸からポンプなどにより取水した地下水
  3. 湧水:不圧(自由面)地下水、被圧地下水の区分によることなく、自噴している地下水
  4. 鉱泉水:自噴する地下水のうち水温が 25度未満の地下水であり、かつ、溶存鉱物質などにより特徴付けられる地下水
  5. 温泉水:自噴する地下水のうち水温が 25度以上の地下水、または、温泉法第2条に規定される溶存鉱物質などにより特徴付けられる地下水のうち飲用適のもの
  6. 伏流水:上下を不透水層にはさまれた透水層が河川と交わるとき透水層内に生じる流水
  7. 鉱水:ポンプなどにより取水した地下水のうち溶存鉱物質などにより特徴付けられる地下水

出典:一般社団法人日本ミネラルウォーター協会 | ミネラルウォーター類(容器入り飲用水)の品質表示ガイドライン

このように、原水は採水地の深さや採水方法などによって分類されています。

うるのんの水、『富士の天然水さらり』は、富士山麓の深井戸水から取水している深井戸水。すっきりとした飲み口で、幅広い年代の方においしく飲んでいただけるナチュラルミネラルウォーターです。詳しくは、以下のページをご覧ください。

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鉱泉水は体に悪い?

鉱泉水は、「ナチュラルミネラルウォーター」という名称で販売されていることが多いです。ろ過や加熱殺菌以外の物理的・化学的処理をしない場合、ナチュラルミネラルウォーターという名称が使われます。

一方、同じ鉱泉水を使用した水でも、ミネラル成分に調整を加えたり、ろ過や加熱殺菌以外の殺菌をしたりしたものは、ミネラルウォーターという名称で販売されています。

いずれにしても、「ミネラル成分が含まれた水」という認識で問題ありません。

ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン(H2.3.30農林水産省局長通達 食流第1071号)

インターネット上では「鉱泉水 体に悪い」というキーワードで検索する人が一定数います。中には鉱泉水は飲用できないと考えている人がいるかもしれませんが、鉱泉水はあくまで「ミネラル成分が含まれた水」なので、鉱泉水を原料とする水を飲んでも身体に悪影響はありません。

日本では、鉱泉水を原料としてナュラルミネラルウォーターやミネラルウォーターを製造する際は、ろ過や何かしらの殺菌処理を行なっているものがほとんどです。海外で採水された鉱泉水については、無殺菌のままボトリングされているものもありますが、雑菌が混ざることがないように、採水地周辺は徹底した環境保全がされています。

いずれにしても「鉱泉水は自然の水の状態のままだから不衛生」ということはなく、安心して飲んでいただけます。商品化する際の加工や調整も、ミネラル成分を微調整したり複数の原水を混ぜたりするだけなので、人体にとって害になる成分が含まれることはありません。

ただ、他の水同様に、一度口をつけると、雑菌が水の中に混入し繁殖する心配があるので、早めに飲みきるようにしましょう。

まとめ

ここまで、鉱泉水の特徴や、飲む場合の注意点などについて解説してきました。

鉱泉水と鉱水はそれぞれ採水方法が異なるだけで、いずれもミネラル成分を含んだ水です。どちらもナチュラルミネラルウォーターやミネラルウォーターとして一般販売されており、気軽に手に入れることができます。

水分補給は健康にも美容にも欠かせないもの。鉱泉水の中にはミネラルを多めに含むものもあるので、日常生活に取り入れてみるのもおすすめです。

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参照元


山中亜希


<監修者プロフィール>


名前:山中 亜希


2004年、ミネラルウォーター専門店「AQUA STORE」の立ち上げと同時にイタリアにてアクアソムリエの資格を取得。2008年より、アクアソムリエを養成する日本初のミネラルウォーターの専門スクール「AQUADEMIA」を開校し、校長に就任するとともに、ミネラルウォーター専門店「AQUA STORE」のディレクターとしても活動。ミネラルウォーターの正しい知識・情報の普及のために、セミナーや講演、企業へのコンサルティング業務などを行っており、海外からもセミナーの講師として招聘されている。