水とライフスタイル
ウォーターサーバーでお湯(温水)が出る仕組みと使い道を紹介!
2019/01/18美味しくて冷たい水が、いつでもサッと気軽に飲めるウォーターサーバー。1つのウォーターサーバーで、冷水だけでなくお湯も出るのはちょっと不思議ですね。ここでは、ウォーターサーバーで温水が出る仕組みや、サーバーから出るお湯の使い道などについてご紹介します。
ウォーターサーバーでお湯(温水)が出る仕組み
ウォーターサーバーの加熱機能は、製品によっても違います。うるのんのウォーターサーバーでお湯が出る仕組みは大きく分けて2種類あり、それぞれ以下のようになっています。他のウォーターサーバーでも、このどちらか2つの加熱方式を採用しています。
◇ Grande:温水タンク内部の金属棒で加熱</h4/
スリムなシルエットがおしゃれなサーバー「Grande」は、温水タンクに内蔵された金属製の棒が加熱され、お湯を供給するシステムです。
◇ スタンダード:バンド式で外から加熱
うるのんのスタンダードサーバーは、「バンド式」と呼ばれる加熱方式です。温水タンクの表面にあるバンドを発熱させ、外側から加熱しています。
◇ 待ち時間はゼロ!冷水と同じようにすぐ出てくる
内部から加熱する場合も外部から加熱する場合も、お湯は冷水と同じように専用の蛇口からすぐに出てきます。サーバーの初回設置時のみ適温に調整する必要があるため、ボトルをセットしてからおよそ20~30分(室温によって変動あり)ほど待つ必要がありますが、基本的には冷水と温水の両方が、待ち時間ゼロで使えます。
温水の温度は80~90℃!カップラーメンやコーヒー、粉ミルクなど使い道は多種多様!
一例として、うるのんのウォーターサーバーでは、冷水が4~12℃、温水は80~90℃で利用できます。冷水と温水の両方が同時にすぐ使えることで、以下のような便利な使い方が可能です。
◇ カップラーメンがより手軽に作れる
「カップラーメンが食べたい!」と思っても、お湯を沸かすのが面倒なこともありますよね。ウォーターサーバーがあれば、カップラーメンを作るのに適した温度のお湯が瞬時に入れられるため、より手軽にカップラーメンが作れます。
「100℃以上で沸騰した温度じゃないから、ぬるくて美味しくないのでは?」と思いがちですが、ウォーターサーバーの温水でも、カップラーメンは問題なく作ることができます。熱さにこだわるなら、沸騰したお湯で作ることをおすすめしますが、仕事で疲れた深夜に帰宅したときなど、待ち時間なしで手軽に作れるメリットは大きいです。とても重宝します。
◇ 美味しいコーヒーが出来上がる
コーヒーを淹れたいときにも、サーバーのお湯が便利です。急にホットコーヒーが飲みたくなっても、1~2人分のためにわざわざポットを出すことなく、サッとコーヒーが淹れられます。コーヒーを淹れるのにちょうど適温のお湯(85~90℃)で、味も香りも格別。来客時にも安心して出すことができます。
◇ 焼酎のお湯割りにも活躍
水割りやロックなど、さまざまな飲み方ができる焼酎ですが、寒い時期にはお湯割りが恋しくなりますね。お好きな焼酎に梅干しや生姜を入れて、サーバーからお湯を注ぐだけで、美味しいお湯割りが楽しめます。
▼ 美味しい焼酎を作るポイントは?
- 先にお湯を注ぐ(全体の4割程度)
- その後に、残り6割分の焼酎を注ぐ
という順番がおすすめです。
先にお湯を注ぐとお湯の温度が下がります。そこに焼酎を注ぐとお湯割りの適温である40~45℃となり、すぐに美味しく飲むことができます!
◇ 赤ちゃんの粉ミルクを作るのにも最適
赤ちゃんがいるご家庭では、サーバーがあると粉ミルク作りも簡単です。80~90℃という温度が重要なポイント。雑菌を残さない基準の温度をキープしつつ、沸騰させないお湯を使うことで、粉ミルクの栄養分を壊すことなくミルクが作れます。
▼ ウォーターサーバーで粉ミルクを作るときのポイント
- 哺乳瓶に粉ミルクを入れる
- 必要量のお湯を注ぐ
- 流水で冷やす
80~90℃の温水は哺乳瓶と粉ミルクに触れた時点で70℃付近まで下がるため、栄養を損なうことなく衛生的に調乳ができます。
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温水を使った場合の電気代について
ウォーターサーバーで温水を使うとき、電気代はどのくらいになるのでしょうか?電気ケトルやポット、ガスで沸かす方法などと比較してみましょう。
◇ 他の方法との電気代を比較
他の方法でお湯を沸かした場合の1ヶ月あたりの電気代とも比較してみましょう。
電気ケトルで1Lのお湯を沸かした場合、電気代がおよそ1回につき2円ほどとなります。
2Lサイズの電気ポットでは1日あたり20~25円ほど。
1Lの水をやかんでガスを使い沸かした場合の都市ガス代は4~5円。
プロパンガスでは15円前後となります。
それぞれの1ヶ月1Lあたりの電気代を比較すると、以下のようになります。
電気ケトル(1日に5回程度使用した場合) | 約300円 |
電気ポット(1日に沸騰と再加熱を2回ずつ行った場合) | 約350円 |
都市ガス(1日5回程度沸かした場合) | 約600円 |
プロパンガス(都市ガスと同じ条件で使った場合) | 約1,800円 |
ウォーターサーバー | 約500~1,000円 |
比較してみると、電気ケトルやポットは割安に感じますが、電気ケトルに保温能力はないため何度も沸かす必要があります。電気ポットには保温機能がありますが、ケトル同様、沸かせる容量には限りがあります。
1日に何度もお湯を沸かすご家庭なら、ウォーターサーバーの電気代はことさらに高いわけではないことがわかります。
参考までに、うるのんのサーバーの電気代の目安を以下にご紹介します。
- スタンダードサーバーの電気代
スタンダードサーバーで月にボトル3本を一定環境において使用した場合、
加熱による消費電力は330Wで、電気代の目安は1ヶ月あたりおよそ1,000円前後となります。 - Grandeの電気代
Grandeサーバーをスタンダードと同じ条件で使用した場合、
熱の消費電力は350Wとなります。1ヶ月あたりの電気代は以下の通りです。
標準モードの場合:570円
省エネ運転の場合:390円(冷水、温水共にECOモードとライトセンサーで常時利用した場合)
ウォーターサーバーの温水機能の注意点
ウォーターサーバーの温水機能を利用するにあたり、注意すべきポイントは以下の通りです
◇ お湯を使わないときでも絶対に電源は切らない
夏の時期など、あまりお湯を使う機会がないときでも、ウォーターサーバーの電源は切らずに使います。サーバーの電源を切ってしまうと、冷水と温水のどちらも常温に戻り、タンク内で雑菌が繁殖する原因になるからです。
出張や旅行などで、2週間以上家を空ける場合は電源を抜きますが、その際はタンク内の水抜きも行うようにします。
◇ 小さなお子様がいる場合は取り扱いに注意
サーバーの温水蛇口は、小さなお子様が触れると火傷の原因になりやすいため、取り扱い時には注意が必要です。うるのんのサーバーは温水と冷水どちらでも機能する「チャイルドロック」や、2箇所操作しないとお湯が出てこない仕組みの「火傷防止機能」などを搭載しています。
赤ちゃんのミルクを作っている間に、お子様が触ってしまうといったアクシデントも、チャイルドロックと火傷防止機能で未然に防ぐことができます。
まとめ
いかがでしょうか。お湯と冷水が同時に使えるウォーターサーバーのメリットは、使って始めて実感できるものです。ウォーターサーバーでお湯が出る仕組みや安全機能、電気代などサーバーによって違いがあるため、設置前によく検討して選びましょう。